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レイダーガンダム(RAIDER GUNDAM)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する、モビルスーツ(MS)に分類される架空の有人式人型ロボット兵器の一つ。「レイダー」は英語で「襲撃者」、「侵入者」を意味する。 メカニックデザインは大河原邦男。 本項では、関連作品に登場する派生機についても解説する。 == 機体解説 == 人型機動兵器「モビルスーツ」(MS)のひとつ。「地球連合軍」が強化兵士「ブーステッドマン」用に開発した3機の1機。「クロト・ブエル」の搭乗機として劇中後半より登場し、主人公たちと敵対する。背中のウイングと口のビーム砲が特徴の黒い機体で、「イージスガンダム」と同系列の可変MSとして開発された。 アズラエル財団傘下の国防連合企業体が、前期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズ3機中の1機である。 初めに、本機は厳密に言うと他の後期GAT-Xシリーズの2種とは微妙に異なり、「レイダー」というMSの先行建造機である〔『機動戦士ガンダムSEEDモデルVol.3 SEED MSV編』105頁。〕。これは、本来は後述する「GAT-333」が先発して製造(計画)されていたが、アズラエル理事率いる連合艦隊のオーブ侵攻に合わせて一部スペックを簡略化・改装して急遽建造したのがX370である。本項では「GAT-X370」を「レイダー」の名で書き進める。 初期GAT-Xシリーズの1機GAT-X303 イージスと同じくX300系フレームを採用した可変MSとして開発されたが、構造的な共通性は皆無であり、変形機構もかなり簡素化されている。また、基本的に宇宙空間用であるイージスと違い大気圏内運用も考慮されており、背中の大型可変翼を展開した猛禽のような飛行型モビルアーマー (MA) に変形する。イージスは主に対艦戦闘を想定したMA形態を導入していたのに対し、レイダーは対MS戦を重視しており、MAの機動性で敵を撹乱しつつ接近、瞬時にMSに変形して打撃を与え、再びMAに変形して離脱するという、一撃離脱戦法を基本戦術とする。また、多大な余剰推力を活かし、ザフトのグゥルのようなMS用輸送機としての運用も可能である。実際の運用では同じ後期GAT-Xシリーズの1機カラミティを背に乗せて戦闘を行った。 初期GAT-X機に採用されたフェイズシフト装甲の省電力型トランスフェイズ装甲をコクピットなど重要部位のみに配置したことで、稼働時間が大幅に延長されている。また、武装面でもビーム兵器の装備を必要最小限に止めることで、電力消費を抑えている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レイダーガンダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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